鬼火が わたしの戸口に灯っている 夜明けまで 酒のなかでちらついている 鬼火が 触れた猫を家来にして 防波堤で 飽きることなく遊んでいる 鬼火よ わたしをもとに戻せ 鬼火よ 家具のような重さへ 鬼火が 燃やし尽くした街角は 切り分けられた 魚のようにとて…
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