yumbo @仙台 火星の庭『とてもいい日だったね』

1. わたしの3分前

2. 幻のできごと

3. 家

4. 温かい都

5. 失敗を抱きしめよう

6. 追放

7. 何かが始まった

8. 鬼火

9. 悪魔の歌

 

-澁谷浩次 vocal, piano, bass, percussion

-山路智恵子 drums

-工藤夏海 french horn, flugelhorn, backing vocals

-高柳あゆ子 vocal

-芦田勇人 pedal steel guitar, euphonium, guitar

-皆木大知 guitar, bass

with

-佐藤ゆか clarinet, bass clarinet (5,6,9)

-イ・ラン vocal (8)

 

<配信スタッフ>

-福原悠介:映像

-相原洋:映像

-濱田直樹:映像

-高橋慶:音響

-磯崎未菜:写真記録とマジック

-高橋創一:プロジェクターと赤いライト

ゴールデン・タイム

-作詞:細馬宏通

-作曲:澁谷浩次

 

西に向かう道の

アスファルト

マスクが落ちていた

かおのかたちで

はなのふくらみがあって

ふまれていない

ぬぎたての

マスクが落ちていた

 

それが夕やけのはじまりで

いまもつづいている

きんいろ

 

落ち葉を掃いている

ひとのわきに

落ち葉が落ちてくる

かわいたおとで

てのひらみたいにへこんだ

ちいさなふね

かさかさで

たしかなかたち

 

たしかにこの場所で

わたしのそばに

たしかにこの場所で

あのひとが

こんなかたちでわたしを

だきしめたっけ

ゆるやかで

たしかなかたち

 

いまは夕焼けのまんなかで

ずっとつづいている

きんいろ

愛してしまった一日

-作詞:澁谷浩次

-作曲:細馬宏通

 

僕はいつも

独りで居るのが

好きだった

窓の外

降りしきる雪を

眺めながら

 

誰も居ない

場所を探しては

隠れてた

咳をして

僕の手を見てる

脚を見てる

 

愛すべき

一日が始まる

誰も居ない窓辺で

僕だけの一日が

 

鳥が飛んで

僕を笑ってる

独りだね

窓の外

降り注ぐ光

目がくらんだ

 

幽霊だね

本当の愛は

見た人は

少ないが

僕には見えたよ

見えてたんだ

 

愛すべき

一日が始まる

北の果ての浜辺で

僕だけの一日が

-作詞:細馬宏通

-作曲:澁谷浩次

 

坂をくだりながら弁当を食べるひと

坂をくだりながら弁当を食べるひと

この坂は箸がすすむ

この坂は箸がすすむ

この坂は弁当が減る

 

坂をのぼりながら考えごとをするひと

坂をのぼりながら考えごとをするひと

この坂は何かひらめく

この坂は何かひらめく

この坂は行き先が見える

 

坂をくだるひと

坂をのぼるひと すれちがう

減っていく弁当

みえていく考え すれちがう

弁当と考え

弁当と考え いれかわる

坂をのぼりながら

坂をくだりながら いれかわる

 

坂をのぼりながら弁当を坂上さん

坂をくだりながら考えを坂下さん

この坂を箸でかきこむ

この坂に考えを広げる

この人を坂がのぼってく

この人を坂がおりていく

 

坂上さん坂下さん

坂上さん坂下さん すれちがう

坂上さん坂下さん

坂上さん坂下さん

坂上さん坂下さん

坂上さん坂下さん…